世界が恋するプロセッコとは?シャンパン超えの爆売れ理由と絶品ペアリング術

イタリア

「特別な日じゃないけれど、美味しい泡で乾杯したい」「シャンパンはちょっと高価すぎて手が出しにくい……」そんな風に思ったことはありませんか?

実は今、出荷数ベースでフランスのシャンパンを抜き、世界で最も選ばれているスパークリングワインがイタリアのプロセッコであることをご存知でしょうか?年間6億本以上も生産され、その8割が世界中で愛飲されているという驚異的な数字を誇ります。

今回は、知っているようで知らないプロセッコとは一体何なのか、その美味しさの秘密から、明日から試したくなる楽しみ方までを徹底解説します。この記事を読み終える頃には、あなたもプロセッコの虜になっているはずですよ。

プロセッコとは?世界三大スパークリングワインに数えられる理由

プロセッコは、イタリア北部のヴェネト州とフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州という限られた地域で作られるスパークリングワインです。フランスのシャンパーニュ、スペインのカヴァと並び、「世界三大スパークリングワイン」のひとつとして数えられています。

最大の特徴は, なんといってもその「親しみやすさ」です。フレッシュでフルーティーな味わいと、手に取りやすい価格帯。この絶妙なバランスが、「ワインは難しそう」と感じている初心者から、毎日ワインを楽しみたい愛好家まで、世界中の人々の心を掴んで離さない理由なのです。

シャンパンと何が違う?プロセッコ特有の「シャルマ方式」の魅力

「泡のワインならどれも同じでは?」と思うかもしれませんが、プロセッコには独自のこだわりが詰まっています。その鍵を握るのが、ブドウ品種「グレラ」と、製造方法である「シャルマ方式」です。

プロセッコは、グレラというブドウを85%以上使うことが法律で決まっています。このブドウは、青リンゴや白桃、柑橘類のような爽やかな香りが特徴です。

さらに、大きな密閉タンクの中で二次発酵させる「シャルマ方式」を採用することで、ブドウ本来のフレッシュな香りをワインに閉じ込めることができます。瓶の中で長く熟成させるシャンパンが「パンのような香ばしい香り」を持つのに対し、プロセッコは「もぎたてのフルーツのような瑞々しさ」が際立ちます。この軽やかさこそが、プロセッコの真骨頂なのです。

失敗しない選び方!格付けと甘さのランクをチェック

プロセッコのラベルを見ると「DOC」や「DOCG」といった文字が書かれています。これらは品質を保証する格付けで、選ぶ際の大きな目安になります。

  • DOC(原産地統制呼称): 一般的なクラスですが、十分に高品質でコスパに優れています。

  • DOCG(原産地統制保証呼称): 特に「コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ」という世界遺産の丘で作られるものは最高峰とされ、より繊細で長く続く余韻を楽しめます。

また、意外と知られていないのが「甘さ」の表示です。

名前に「ドライ」と付きますが、実は「ブリュット(辛口)」よりも「エクストラ・ドライ」の方が残糖量が多く、ほんのりと甘みを感じるのが特徴です。この少しの甘みがプロセッコのフルーティーさを最大限に引き立てています。グレラ種のフルーティーさが引き立ち、ワイン初心者の方でも「飲みやすい!」と感じる絶妙なバランスになっています。

2020年に解禁!今話題の「ロゼ・プロセッコ」が人気の秘密

最近、SNSなどでピンク色のプロセッコを見かけることはありませんか?

実は「プロセッコ・ロゼ」として正式に認められたのは2020年のこと。それまではプロセッコの名を冠することができなかった、比較的新しいカテゴリーです。

グレラ種にピノ・ネロをブレンドし、タンク内で60日間という長めの二次発酵を行うことで、赤い果実の華やかな香りと、きめ細やかでクリーミーな泡立ちを実現しています。見た目も非常に華やかなので、ホームパーティーやお祝いの席にぴったり。今、世界中で爆発的なヒットを記録しています。

プロセッコを最高に楽しむ!食事に合わせた黄金ペアリング

プロセッコの最大の武器は、どんな料理にも寄り添う「万能さ」です。しっかり冷やして(6〜8℃が理想です)楽しむのが基本です。余裕があれば、細長いフルートグラスではなく、少し膨らみのあるチューリップ型のグラスを使うと、その芳醇なアロマをより贅沢に感じることができますよ。

  • アペリティフ(食前酒)として: オリーブや生ハム、ナッツと一緒に。

  • シーフードとの相性抜群: 牡蠣や海老のカクテル、お寿司や天ぷらとも最高に合います。

  • 意外な組み合わせ: 塩気の強い生ハムや、ゴルゴンゾーラのようなチーズとも、プロセッコのフルーティーさが調和します。

  • デザートにも: フルーツタルトやベリー系のスイーツと合わせれば、至福の締めくくりに。

カジュアルな食事から本格的なディナーまで、プロセッコが一本あればその場の雰囲気がパッと明るくなります。

イタリア流の粋な習慣「アペリティーボ」を取り入れてみませんか?

イタリアには、夕食前のひとときをプロセッコなどの軽いお酒とおつまみで楽しむ「アペリティーボ」という文化があります。これは単なるお酒の席ではなく、友人や家族と会話を楽しむ大切な社交の場。

忙しい毎日の中で、少しだけ足を止めて、プロセッコの泡と共に今日一日の出来事を振り返る。そんな贅沢な時間を、ぜひあなたのご自宅でも取り入れてみてください。

プロセッコは、決して気取った飲み物ではありません。日常に寄り添い、一口飲むだけで心をリフレッシュさせてくれる、いわば「魔法の泡」です。

今夜、お近くのショップで一本選んでみませんか?

まずは人気の「エクストラ・ドライ」から試してみるのがおすすめですよ。さあ、あなたもイタリアの爽やかな風を感じるプロセッコで、素敵な乾杯の時間を過ごしましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました